2019年11月26日火曜日

娘へ。(no.1)

長女12歳が、





「もう、今日から何も食べない。」と言いました。

12歳の子供が、言うことではありません。

元々、自身の体型や容姿にコンプレックスがあるようです。
彼女は太ってはいません。
標準の範囲内です。
年頃になって女性らしい身体になって来たことを、「太った。」と勘違いしているのです。

とても悲しいです。

心の病は、怖いです。
かつて、私は23kgの減量をしました。
18歳から21歳くらいの話です。

64kgから41kgです。
身長161cmなので、ぽっちゃり❤️でしたが、41kgは痩せすぎです。

そうなった理由は分かりません。

(実は分かってるけど、言えません。
根拠を実証出来ない事実は、無ですから。)

きっかけは、母と始めたダイエットでした。
50kg台になった時は嬉しかったですが、
50kgを切る頃には、もう正気でなかったと思います。

集中力はなく、いつも寒くて、
夏でも寒くて、辛かったです。
それでも食べることが、恐怖でした。

心配した両親が、私が食べたら褒めるんです。
褒められたら、また怖くなる。
また食べない。
また痩せる。。。

と言う繰り返しでした。

ある日。21歳くらいの頃です。
体重は41kg台になってました。

ある日は、41.5kg。
次の日は、41.3kg。
次の日は、41.8kg。

あ、太ってる。
昨日、お母さんに言われて野菜の入ったお味噌汁食べたからだ。
あれにお揚げも入ってた。カロリー高いのに。
もう食べちゃダメだ。

って思うんです。病気だから。

カロリー低そうな冷奴とか、食べるんですよ。
でもお醤油はグラムで計るんです。病気だから。

お腹が空いてるのに、何も食べたくなくて、
でももう痩せすぎて、身体に力が入らない。
ベッドに横になったら、もう起き上がれない。

もう死ぬのかな。
死んだら、食べなくていいし、
誰も私の容姿や体型を、褒めも貶しもしない。
もう消えてしまいたい。
楽になりたい。

と、思いました。
年頃なのに、生理はありませんでした。

何か掴み所のない不安が恐怖になり、
それが魔物のように私を食い尽くすように思えていました。

涙が溢れてくるのに、それを拭う力さえありません。
そのまま、寝てしまいました。

目覚めたら普通の朝でした。
泣いてても仕方がない。生きないと。

。。。。。

フランス料理に出会いました。
美しい盛り付けや、ワインとのマリアージュ、ご褒美のようなデザート。

フランス料理はかつての調理法ではありません。
バターや生クリームをたっぷり使うのはもう何十年も前の話で、
今は(店によりますが)古典料理であっても、バターや生クリームを使っていても軽やかで、お野菜や良質な油脂を使って、とても身体に良いのです。
しかも、美しい‼️

私はフランス料理に、心も身体も救われたと思います。

あと、ワインです。
アペリティフ(食前酒)を頂くと、お腹が空いて来て、
何を食べようか。とワクワクします(๑˃̵ᴗ˂̵)

最近はちょっと飲み過ぎ、食べ過ぎが心配です( ̄▽ ̄)

あと、未だに体重計は苦手です。
持ってますが、乗りません。
数字に心を支配されたくないからです。

娘に言いたいことは、、、

ママが作るご飯を食べていたら、太らない。
デザートも食べよう。
ただ、ママが作るものだけね。
あと、良質なチョコレートを少し♡
美味しいけど、パンに乗せるバターは半分にね。

ことり。
あなたは今のままでとても美しいのよ。

あなたのエクボも、豊かな髪も、
太くはないけど、あなたが太いと思いこんでる脚も、
努力家で、少し真面目すぎる性格も、、、

あなたの全てが、ママには宝物です。
それに早く気付いてください。